見沼焼き
見沼焼きとは、地元さいたま市の「見沼粘土」と「見沼釉薬」を使用した焼き物です。
むさしのくらふとでは、地元さいたまの焼き物として見沼焼きを興し研究しております。
原料(粘土と釉薬)について
見沼粘土・・・さいたま市の見沼田んぼ付近(芝原や三室)から採取した粘土
採取した原土から不純物を取りのぞき、硬さを調節して使用
見沼釉薬・・・低地沖積層土と見沼の雑木を燃やした灰・見沼のわらを燃やした灰
採取地層について(約1万5千年~10万年前の地層)
- 大宮台地洪積層 素地使用→見沼粘土
崖の斜面の関東ローム層の下部分にある白っぽい色に見える粘土層 - 低地沖積層 釉薬に使用→見沼釉薬
芝川の川底深くに堆積した泥層
成形について
- 原土のみの成形は小物程度なら可能
- 乾燥と焼成時に割れる事が多い
- ろくろ、手びねりで成形可能
- 一般的には数割他の土を混ぜて使用
焼成について
- 焼成温度は原土のみでも1250度以上の耐火性あり